男性恐怖になったわけ5:
修学旅行のそのときに・・・

その頃,私たちの住む某市では,
中学3年の春に東京への修学旅行がありました.

 

2日目は班に分かれてそれぞれの予定で都内を回る,
その途中でその出来事は起こりました.

 

今でもよく覚えています.
宿泊先があったターミナル駅から,
最初の目的地だった上野に向かうために,
混雑するとある路線の各駅停車に乗ったときのこと.

 

平日のちょうど通勤ラッシュの時間でかなり混んでいたのですが,
降りてくる人の流れで友だちから少し離れてしまった私は,
はぐれたくない一心で大勢の人に続いて,
何とか電車に乗り込むと,
すぐに扉が閉まり・・・

 

電車が動き出すとほとんど同時に,
容赦なく下半身に手が伸びてきて・・・

 

混雑する電車のなか,
首を回せばすぐそこに見える友だちもみな緊張した面持ちで,
声を出して助けを求めることも,
身体を動かすこともできませんでした.

 

次の駅でドアの近くから離れようとしたのですが,
背後に立つ男性に抑えつけられて動くことができず,
そのまま扉が閉まって・・・

 

ふたたび伸びてくる手.
何もできずにただただ身を固くしていると,
スルスルとスカートがたくし上げられ,
それでも抵抗ができないでいると,
振る舞いはエスカレートして・・・

 

やっとの思いで着いた次の駅・・・でも扉は逆.
すぐ近くに,つり革につかまる友だちがいる.
すぐそこに友だちがいるのに・・・

 

「Mちゃん,降りるよ」

 

乗り換えの秋葉原に着くまで,
そんなに時間は経っていなかったはず.
でもその道のりは,あまりにも恥ずかしく,
あまりにも恐ろしい時間になりました.

 

もちろん友だちにそんな話しはできず,
何事もなかったかのように修学旅行は終わり,
やがて東京進学して今もここに暮らしているわけですが,
あの日,心に刻まれた恐怖はずっと心の奥底でうずき,
私を縛り付けていたのだと思います.

 

満員電車での通学や通勤の経験は,
さほど長くありませんでしたし,
大学が決まったときも,
就職先が決まったときも,
電車が混雑しないこと,を条件にアパートを選らんだけれど,
それでも時折・・・やっぱりそういうことがあると,
身体は硬直して,言葉なんて出せるはずもなく,
ひたすら恐怖が過ぎ去るのを待つばかり・・・

 

 と出会って結婚が決まって,
もう通勤しなくていいんだと思ったとき,
すごく安心したのを覚えています.

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shufumoarukeba

昭和生まれでいつしか三十路.
おおむね真面目で優しいけれど,
密かにかなり頑固でわがままな夫と,ふたりの娘の4人家族.
完全専業主婦を経て,今はパートに奮闘中.

かつてはかなりの男性恐怖.
基本的には幸せだから何の不満もないけれど,
人生いろいろあるもので・・・.

日記も愚痴も,すべては私の独り言.
批判,中傷ご遠慮ください.
もしあれば,共感,励まし大歓迎.
どうぞよろしくお願いします.

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